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ご覧いただきありがとうございます。
今回ご紹介する一冊は呉勝浩さんの
「法廷占拠 爆弾2」です。
話題となった前作の続編として刊行。
法廷に現れた前作の爆弾魔
“スズキタゴサク”
この男をきっかけに
また新たな悪が誕生します。
序盤から「おいおいおい…」
という展開で爆弾2が開幕。
今回の舞台は法廷。
スズキタゴサクが囚われる
波乱の幕開け…。
前作は必読だと思っていますので、
まだ読んでいない方は、是非。
スズキタゴサクという男を
堪能してください…。
〇記事はこちら
前作は文庫化もされました。
では、あらすじと個人的なポイント、
感想をご紹介します!
※できる限り具体的なネタバレを避けています。少しでも知りたくない方はご注意ください。
あらすじ
史上最悪の爆弾魔が囚われた。
その名は『スズキタゴサク』
東京地方裁判所、104号法廷。
いよいよ、裁きの時…
そのとき新たな悪が生まれる
突如、銃を持ったまさかの人物。
一瞬にして占拠された法廷。
「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。」
「ひとりの処刑につき、
ひとりの人質を解放します」
前代未聞の籠城事件が発生した。
ー再び始まる戦いー
スズキタゴサクの脅威
裁判の最中、まさかの事件発生。
物語序盤に大混乱を招きます。
読みながら、ふと考えるわけです…。
なぜこんな悪が生み出されるのか?
今回法廷に立たされた
スズキタゴサクは、前作で…
『誰もが心の奥底に、
恐ろしい悪を飼っている』
ということを突きつけてきました。
刃物や爆弾が怖いのではないのです。
こういった人間の奥底を覗き込んで
くるような男…。
これが脅威なんです。
そして、紛れもなくこの男の悪意が
今回の新しい悪を生み出した元凶。
いや、呼び覚ましたという方が、
正解かもしれません。
これこそ、スズキタゴサクの
本当の脅威なんだと感じました。
“一気読み必至”の緊迫感
一気に土俵際に追いやられる警察。
圧倒的で隙のない力に制圧され、
警察もなすすべない状態です。
今回の犯人の緻密さや冷徹さは
スズキタゴサクを凌駕します。
そして何より“無敵”なんです。
いざとなればすべてを放棄する覚悟が
あるということです。
いや、それが前提。
罰を受けることも必然。
“そこは心得ていますよ”
というような感じなんです。
ところが、警察側にも強力なメンバーがいます。
続々と前作の登場人物が出てくるんです。
前作でスズキタゴサクと対峙して
“圧倒的経験値”を得たメンバーです。
両者のやり取りは一つミスが命取りに
なるような最高潮の緊張感があります。
そして囚われたスズキタゴサクは
一体何をするのか。
不気味な雰囲気を漂わせながら、
緊迫の舞台がここにあります。
とにかく…ワクワクとドキドキが
ページを捲る手を加速させますよ!
最後に
1作目の衝撃を受けた今作。
前作を読むことは必須!
そして、終盤を読み進めると
『えっ、、、これって続…』
みたいな一気に期待が上がります。
SNS等では『今作はさらに良かった』
という声も数多く見ます。
是非、前作とともに手に取っていただき、
楽しんでいただければと思います!
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
〇前作 単行本
〇前作 文庫本
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